ワイキャンスは、水いぼ(伝染性軟属腫)の新しい治療薬です。
従来のピンセットでむしり取るような物理的な痛みがなく、2026年2月より日本で初めて保険適用となった「塗る水いぼ専用薬」として注目を集めています。
<治療の仕組みと特徴>
- ①痛みを抑えた生化学的アプローチ:有効成分「カンタリジン」が皮膚細胞の接着を緩め、意図的にごく軽い水ぶくれ(水疱)を作ります。この水ぶくれがウイルスに感染した組織を健康な皮膚から浮かせ、かさぶたとなってポロリと剥がし落とします。
- ②医療機関でのみ処置:劇薬に指定されているため、自宅への持ち帰りはできません。3週間に1回、クリニックの院内で水いぼ一つひとつに直接塗布します。
- ③対象年齢:じっと動かずに塗布を受けられる、2歳以上のお子さんから大人が対象です。
-
-
<治療のスケジュールと経過>
- ①クリニックで塗布:院内で塗布後、5~10分乾燥させます。
- ②自宅で洗い流す(最重要):塗布後16~24時間以内に、必ずシャワーと石鹸で薬液を完全に洗い流します。これを怠ると、過度な水ぶくれや痛み、潰瘍のリスクが高まります。
-
- 経過:赤みや水ぶくれを経て、数日でかさぶたとなり1~2週間で剥がれ落ちます。3週間後に残ったものへ再塗布を行います。
- ③完治の目安:3週間に1回の塗布を1~4回のサイクルで実施した場合、3ヶ月の治療で半数近くが消失したデータがあります。
-
-
⚠️注意点と起こりうる副作用⚠️
- 副作用:赤み、水ぶくれ、かゆみ、痛み、色素沈着は、薬の作用に伴いほぼ全員に見られます。
- 使用できない部位:眼や粘膜(口・鼻)には使用できません。
- 水ぶくれのケア:水ぶくれが破れた際は、清潔を保ちつつ、ウイルスを含む液に触れないよう保護してください。
-
- ※その他ご不明な点は診察時におたずね下さい。
-
2026年06月29日